都会へ買い物に
午前中の予定がないので、お寝坊していたら、また子どもにダイブされて起こされる。なぜ、今日に限って早く起きるのだ、娘よ。
学校に送り出して、家事少々。それから来週に迫った古書展のDMの宛名書き。少ない友人にせっせと……少ないのですぐ終わる。
地元のお祭りも近いので、そっちの手配も。例年、神輿の子供たちに配るお菓子(ゼリー)を、近くの駄菓子の問屋さんで買っていたが、今年からゼリーを扱わなくなったと。
仕方ないので、あわてて他の業者をネットで探す。ネット販売の元締・楽○に会員登録をしたり、結構面倒。時間切れで、日舞の稽古。三田へ向かう。
帰りに、頼まれ仕事打ち合わせのため、松本源之助師匠のお宅へ。お元気そうに見えたが、昨日まで入院されていたそうだ。
途中、町屋駅ビル内のサンリオ・ショップへ寄り、お祭り用の袋詰めお菓子を手配。
店長さんに「毎年、大変ですね」と言われる。確かにお祭り担当三期目に突入。このお店にも3年通っている。苦笑。やめたくても代わりがいない。
一番近い都会・北千住まで勢いづいて自転車を駆り、ユニ○ロと無印○品で夏用の衣類をまとめ買い。ワインや食材も買い込み、用意した背嚢がパンパンに。あはは。
資源回収の汗
今年度、かみさんが、子どもの小学校のPTAの役員になった。在学中に一度はやらなくてはいけないと言われ続け、5年目にして年貢の納め時を迎えたわけである。
そのとばっちり、もとい、親の役目として、かみさんの代役で朝から学校へ向かう店主。
月一度の資源回収日。溜まった段ボールや古紙を倉庫から校門まで運び、業者のトラックに積み込む作業。
今日は、午後からほかの行事もあるらしく(何なのか店主は知らない)、20人以上集まっている。それが全員お母さん。父親の参加は店主のみ(汗)。
新年度初めての回収で、集まった古紙の量も多いらしい。唯一の父親として、りきみかえって、ひたすら働いてしまう。なんかもう、ひたすら。気がつくと、知らないお母さんに偉そうに指示したりして(汗)。
約一時間の作業で、一人大汗かいて。お恥ずかしいので、こそこそ帰ってきた。ああ、やっぱりやりにくい。
ひとりオフ
いろいろ都合をつけて、一日オフにする。かみさんに「連休なんだから、一日ぐらい休みを入れろ」とかみつかれたため。
しかし、午前中は、子どもはバレーボールの練習。自宅に待機して掃除洗濯。
ようやく午後から家族3人で自転車で出発。
本郷のペットショップへ。しかし、その店は、カメ中心の在庫で、当てが外れる。
せっかく本郷まできたので、金魚問屋「金魚坂」へ。子どもは釣り堀、大人は喫茶室でひと休み。
本郷通りを下り、観光客だらけの谷中を通過、不忍通りの今井書店に、定期購読している子供雑誌を受け取りに。
今年80歳のご主人、おもむろに「ガンになっちゃいましてね、もう商売を辞めることにしました」。術後の経過は良いのだが、抗ガン治療ですっかり調子を崩したとか。
もう店は閉めて久しいのだが、地の利を活かして、小中の教科書と注文販売は受けていたのだ。
突然のことに、作り笑いをするのがやっと。寂しいなあ。あまりいいお客じゃなかったけど。
ふらふらと田端駅前商店街(一部道路拡張がなされ、ほとんど商店街とは言えなくなっていた)を通って、町屋方向へ。
さて、晩ごはんは何を……と思ったが、かみさんと子どもは、バレーボールのお母さんたちと集まると言う。父抜きで。
け。一日オフにした成果も半減。一人でやけ食い、やけ飲み。
にょたい
かみさんが女子剣道部を「にょけん」と省略するのに抵抗したが、ある筋(どの筋?)では、女子体育大学を「にょたい」というらしい(もういいって)。
にょけん
かみさんが言う。「今晩はニョケンだからいない」。
「なんだよ、ニョケンって?」
「だから、ニョケンの同窓会」。説明になっていない。
つまり、中学の女子剣道部の同窓会らしい。そんな略し方ってあるかい!
孔子は説く
雨の朝の都電は、とても混んでいる。体を動かすこともままならず、乗客は目的地までじっと耐えている。
そこに4歳ぐらいの子供とその母が乗り込んできた。静まり返った車内で、子供が回らぬ口で「コケツニイラズンバコジヲエズ」とのたまった。
何の呪文だ? 振り返ることができないので、聞き耳を立てる。
次のお言葉は「ヒャクブンハイッケンニシカズ」。
ああああ、「虎穴に入らずんば虎児を得ず」「百聞は一見にしかず」。さらに「これは『火に油を注ぐ』だね」。
どうやら母子で『声に出して読みたい○○』系の本を音読しているようなのだ。
朝っぱらから4歳児に説教を聞かされている気分。
店主はすぐに下車したので、助かったが。あのままやられていたら。「ロンゴヨミノロンゴシラズ!」と叫んでいただろう。
安息の日は
ここのところ、ゆっくり休んでいない。寝不足だし、疲れを紛らす酒量も増え気味。昨日から頭痛がする(飲み過ぎ?)。体が重い(太ってきたか?)。
幸い、今日は午後の日舞稽古以外、取り立てて急ぎの用事がない。朝起きる必然性もない。
ので、ゆっくり寝ていようと思ったが、ふだんなら絶対店主より早く起きることのない子どもが、なぜか今日に限って先に起き出して、涅槃中の店主に、ダイブ。
神は自由業者に安息の日をくださらないのか。寝癖頭のまま朝ごはんを作り、子どもを送り出す。
そのまま仕事モード。洗濯、食器洗い、義母からの小包を受け取り、中のタケノコを見て晩ごはんの献立を考えたり。メールをチェックすると、半月ぶりの注文、数件。在庫確認、発送の準備。
ぼんやりする間もなく、日舞のおさらいを簡単にして、三田の稽古場へ……電車を乗り継いで着いてみると、稽古場の明かりがついていない。嫌な予感。
やっぱり。今日は稽古、休みだったんだよ〜。ぐぐ。
うだうだしていると、腹立ちまぎれに本屋・CD屋めぐりをして散財してしまいそうだったので、町屋へ速攻で直帰。
地元には散財したくなるようなお店が全くないので、助かる(苦笑)。
雨が落ちてきたが、テキパキモードのまま、図書館へ2か月借りっ放しのCD返却。全コーナーを吟味、再び5枚借りる。
区役所の近くにできた新しいスーパーを探し出し、検分。
豆腐売り場の前で、中年の店員が、同じ年代のアルバイト男性にダメだし中。店員、普段のプレッシャーの捌け口を求めるようにグチグチといつまでも文句を言っている。
あまりのネッチコさに豆腐売り場に近づけないまま、晩ごはんの買い出しを。
ああ、こうして一日が終わるのか。今日も、飲酒か。