城ヶ島下見

6時半に起床すると、昨夜炊いた赤飯を握って、ばたばたと出発。


今週末にある、マンションのハイキングの下見なのだ。前回、三浦半島に行くには行ったが、コースをしぼりきれなかった。しかも肝心の城ヶ島に上陸できなかった。


青砥より三崎口行きの直通に乗る。平日なので、ラッシュである。


さすがに2時間は遠い。さらにバスで。そういえば弁当に気を取られて地図を持ってこなかったなあ。まあ、適当に歩けばいいか。


しかし、いきなり道に迷う。すすめどすすめど薮の中。その薮の中にぽっかりと畑がある。20分ほど突き進んだであろうか。出てきた先は城ヶ島灯台。しまった。ここは最後の到達点。途中を飛ばして、島を縦断、いきなり着いてしまった。


再び、島を半周して、出発点へ。島の東側の道に入って行く集団が目につく。あとをついて行ってみる。確か、海岸ぞいをまわる道があったはず。


しかし、その集団、前方で立ち往生している。そばまで行くと、海岸ぞいの岩場が崩れていて、通行禁止になっているではないか。


泣く泣く、出発点へ。いったいいつになったら島の中へ入れるのであろうか。カフカの『城』の主人公になった気分。もう11時を回っている。


ようやく、県立公園にたどり着く。気を取り直して、太平洋を眺めながらお弁当。


ハイキングコースをたどって、海岸線の岩場ぞいを歩く。そのあと、最初に出てしまった灯台へ。ゆっくり歩いたつもりが、30分で半周してしまった。小さい島であることがようやくわかる。ご年配が多いので、これぐらいでよしとしよう。まだ1時。だいたいわかったので、もう帰るか。


余裕が出てきたので、遊覧船に乗ってみる。城ヶ島を一周し、油壷まで。


帰宅、4時。子どもが帰る時間に間に合った。あとは本番。