酉の市
古本展後、急ぎの頼まれ仕事に忙殺され、気がつけば、もう二の酉である。今年も終わりの感が強くなる。
子どものバレーボールを休ませ、夜勤明けで寝ているかみさんは後で合流することにして、都電で三ノ輪橋、そこから露店をひやかしながら鷲(おおとり)神社へ歩く。
途中、子どもがたこ焼きとおもちゃ掬いに引っかかる。
毎年来ているわけではないので、神社入口の人の多さに驚く。戻るに戻れず、人に押されるまま境内へ。そのまま賽銭投げてお参り。
当店の商売繁盛のためにひとつとも思ったが、どんなに小さな熊手でも、書棚が二つ三つ買えるような値段なのでやめておく。
実はお目当ては、境内裏手の「りんご村」というお店。お店と言っても酉の市にだけオープンするから露店みたいなものだけど。
ふだんは障害者のかたがたの通所作業所。通所利用している家族が、この日だけおでんやおつまみ、お酒など出している。特に煮込みがとってもおいしい。
露天と露天の間にひょっこりやっているので、知っている人が少なくて(店主も知人から教えられた)、空いていていい。飲んでいる人は、福祉関係者が多いようだが。