買い取りに抗議

買い取りをお断りしたお客さまより、抗議のメールをいただく。

映画のパンフレット20点ほど、ブルース・リーのドラゴン・シリーズや最近のハリー・ポッターなど幅広く。


店主、一括して、「在庫が過剰のため」とお断りした。それがお気に召さなかったようで、いろいろあるんだから、一括で断るとは何事だ、買えるものだけでも査定するのが筋だろ、とおっしゃる。


ほんとは鬼のように冷酷な古本屋なんです。いやいや、実際、全部在庫過多なんである。


たとえば、ブルース・リーものは、みなさん大切に持っていらっしゃるが、そろそろ売り時と思われるのか、買い取り依頼が多い。はじめは、こちらも買い取っていたが、何冊もたまって、しかも売れないとなると、買い取りを控えざるを得ない。ハリー・ポッターのような流行ものは言わずもがな。


無理して査定して、1点10円なんてつけたら、もっとご立腹されたかもしれない。


大切に保管されている人様の思い出深いパンフレットや本に値段を付けて買い取る難しさよ。