春の嵐にガマガエルは

猛烈な風が吹き荒れる一日。ガターン、バシャーン。外では何かが倒れたり、落ちたりする激しい音が。


昨日のガマガエルは無事であろうか。以前、中野に下宿していたとき、隣宅の庭の池に何十というガマガエルが産卵のために集まってくるのを見たことがある。冬眠からさめると先ず産卵に集まるようだ。この辺にも池があるのだろうか。


子どものためにお弁当づくり。自家製パンでサンドイッチ、タラのソテーと菜の花の和え物。


風は強いが、洗濯物と布団は干す。家事やメールの返事を書いたりしているうちに午前中が終わってしまう。


尾久図書館に本を返しにいくが、CDの解説書を忘れて来た。突風にあらがって自転車をこいで来たというのに。町屋図書館にもまわって、ジョルジュ・ディディ・ユベルマン『ビーナスを開く』、メアリー・ローチ『死体はみんな生きている』を借りる。前者はビーナスを、サドやバタイユを経由して解剖する。後者は『霊魂だけが知っている』での著者のバランス感覚に惚れてもう一冊。人間が屍体をいかに「有効」に利用して来たか。


急に読書づいているが。いつまで続くか。思えば、返却するのは尾久図書館までいかなくても、町屋図書館だけでよかったのか。徒労である。


晩ごはんは、おでん。豚肉と舞茸の炒め物。ご近所からいただいた(海岸で拾ってきたそう)生わかめを酢の物に。海の香りがしてうまい。アド街「北区滝野川」特集を観ながら。