朝、マンションの分別ゴミ整理。自治会のおじさんによると、回収用に溜めてあったアルミ缶を盗まれたそうだ。管理人室で、防犯カメラで撮られたビデオを見せてもらう。8月28日、午前2時。黒づくめの男が、20分ぐらいかけて周りをうろうろし、通報されないことを確かめると、さっと倉庫のカギをピッキング、中にあった7袋のアルミ缶をごっそり持って行ってしまった。く、くやしい。人様のゴミに頭を突っ込んで取り出した、汗の結晶を。いとも簡単に。
ムダのない動きといい、鍵を開ける早さといい、完全にプロだ。元はゴミとは言え、空き缶をめぐって、このような日常の水面下にうごめく世界があるとは。感心している場合ではないのだが。

深川の知人のお店に、わが町屋堂の品を置かせてもらうことになった。「手古奈」という、“お酒のカフェ”を標榜する、大人の店である。今日はその準備に追われそうだ。

知人のお店「手古奈」(てこな・江東区牡丹3-6-4、tel 03-3630-6601)に本を置かせてもらうことになった。先週の金曜に打診して、1週間経たないうちに出店。元来、腰の重い自分としてはほめてやりたくなるような実行力。しかしそのせいか、雨に降られた。
まずは出店用の本を30冊選び、昨夜からセロファンでカバーを付ける作業。それから値つけ。今まで出していた本もつけ直した。思いきり安くした本もある。レイアウトの順番を考える。なかなかいい品揃え。にやり。しかし、このサイト用の本が物足りなくなったかも…。ポップとして、フィンランド土産のムーミン・ママの木製フィギュアを使うことにする。(子どもから取り上げた。)
あっという間に子どもを保育園に迎えに行く時間だ。かみさんの帰りを待って、子どもを引き渡し、私は紙袋を抱えて駅へ向かう。
幸い、お店が空いていたので、すぐに本を並べることができた。いい感じだな。ふふふ。
店長は「酔っ払いは本に興味ないんじゃない?」と言うが。お店の飾りでもいいと思う。自分で納得行くように続けていきたい。