余話

先日の運動会の日、６時半に、店主はお弁当づくり、かみさんは校庭の場所とりにかかったのだが、場所とりは、深夜（早朝？）３時45分から始まっていた（かみさんが現場で聴取）のだった。

かみさんがとったのは、花壇で仕切られたフェンスと通路の幅50センチほどの場所で、座ると脚が通路を邪魔するし、前の桟敷席の人が立ち上がると前が見えないので、立ち続けるしかないという場所だった。

店主の部屋の前がマンションの非常階段に面している。その下は、北向きの日陰になっていて、地面にコケやシダの生えた空間になっている。じめじめしていて、マンション有志の園芸委員会もあまり手を入れない場所だ。

しかし、そこはヒキガエルがエサ取りに集まってくる、憩いの場所だった。子どもがバレーボールの帰り（夜７時半頃）に見つけたのだが、多い日は４匹が集っている。写真はその１匹。

出入りの無神経な園芸業者（ミカンの剪定時期を心得ていないので、ここ数年、ミカンの植樹に実りがない）さん、また、マンション園芸のみなさんも、そっとしておいてほしい。

ヒキガエルと言えども（失礼）両生類なわけだが、どこで水分を？　あるいはどこで産卵を？　今日も見かけたが、車に潰されていたお仲間は、どこへ行こうとしていたのか？

写真の彼（あるいは彼女）は、フラッシュにも身動きせず、語ろうとしない。