立ち食いそばとカフカ

子ども、恒例の高遠自然教室。


5時起きして、弁当の用意。7時に新宿バスターミナル集合。


子どもを見送った後、ようやくほっとして空腹感を覚え、地下の立ち食いそば屋に。


カウンターだけの狭い店内だが、中国籍と思われる若い女の子が4人も働いている。全員、全然元気なく、小声で「いらっしゃいませ」、注文を読み上げる。そして黙って客が食べ終わるのを待っている。


客より店員が多いと困るね。しかもカウンター越しの至近距離から逃れられず。


まあ、こちらの自意識過剰でしかないんだが、そばをすする日本人が彼女たちの目にどう映っているのか、とても気になってしまう。すする行為は欧米と違って中国でも容認される行為だろう。いや、ここは日本だから、日本のルールでいいではないか。しかし、この空間は、中国の割合が高まっているのだから、そうもいかないのではないか。


これではそばを食べた気がしない。


予定まで時間があったので、大塚にて、24時間営業の書店に立ち寄る。


文庫化された、石神井書林店主・小堀弘氏の『ボン書店の幻』、カフカをテーマ別に再読する試み、『カフカ・セレクション』1・2を買う。


用事を終え、帰りの都電で、カフカを読む。やっぱ、カフカって読みにくいわ。何が書いてあるのか頭になかなか入ってこない。そのせいか、夜、イヤな夢を見る。