初講師

朝、お弁当を作り、子どもを学童に送り出す。落ち着かないが、とりあえず家事などして、呼吸を整える。


何をそわそわしているのかというと、午後からスーパー源氏(紫式部)さん主催の「古本屋開業講座」にて体験談を話すことになっているのであった。


人前で一人で話すなんて。一応、話す内容のメモは作ったが、用意したことがあっという間に終わって、時間を持て余してしまいそうで心配なんである。


会場は横浜。出席者は4人。とりあえず用意したお話を、汗をかきかき。みなさん、メモを取りながら、熱心に聴いていらっしゃる。うわー、こんな話でいいんだろうか。不安に襲われる。


一通りお話しして、出席者の方から質問などお受けすると、「ツブヤキ」を読んでいらっしゃる方だったりして、少し安心。やはり、開業してやっていけるのか、それが切実な問題。もう一人の講師・二十世紀文庫の門脇さんにも助け舟をいただく。


店主もなるべくありのままの状況をお話しした。やる気をなくしてしまわれなかっただろうか。もうちょっと、本を扱うことの楽しさや面白さを話した方がよかったかも。しかし、開業セミナーだからなあ。現実的な話に終始してしまった感あり。