下町の空想画家 小松崎茂展

荒川ふるさと文化館の新しい企画展がはじまった。前回の『あらかわと寄席』を初めて見て、次の企画を楽しみにしていたのです。
今回は、『下町の空想画家 小松崎茂展』。7月30日〜9月25日。入場料100円。
南千住に生まれ、昭和20年代の少年誌絵物語、口絵、プラモデルの箱絵と、子どもたちの人気を博してきた小松崎茂(1915〜2001)。その作品と、関東大震災、戦争、そして東京大空襲などをくぐり抜け、絵を描き続けてきた生涯をたどる。詳細は[http://www.library.city.arakawa.tokyo.jp/atlib/tokusyu/Komatsu/komatsuindex.html
科学・冒険が子どもの(ある意味大人の)ヒーローだった時代。その格好良さ、すばらしさを見事に描いている。絵の迫力もさることながら、小松崎が、生まれ故郷の南千住への望郷の念を持ち続けていたことがよく分かり、充実の展示でした。資料のほとんどは、お弟子さんの根本圭助氏所蔵。9月10日には根本氏の講演もあるそうです。
カタログもよくできていて、390円。入場料といい、安すぎないかなあ。下町値段なのかなあ。
ぜひ下町散策のついでに行ってみて下さい!