日曜日なので、子どものお相手。古本屋休業。のつもりだったが、午前中、発送とメルマガの発行。机に向かっていると、ねえねえ、と子どもが寄ってくる。結局今回のメルマガは新着本の紹介だけになってしまった。
早番の仕事が終わったかみさんと落ち合って、女子医大通りにあるそば屋で昼食。
入ると、隣の席でおばあさんが泣いている。向かいに中学生ぐらいの女の子と、母親らしき女性が座っている。漏れ聞こえる会話をつなぎ合わせると、待ち合わせていたおばあさんと会えなくて、女の子が怒ったらしい。その怒り方がひどくて、おばあさんは泣いているらしい。今度は母親が女の子を怒り出した。その怒り方が、尋常じゃない。店中の耳目を集めるほどの熱弁だ。しかも、理屈を言っているようで、理屈になっておらず、女の子を徹底的にとっちめているような感じだ。当然のごとく女の子も泣き出した。
席を代わってもらおうかと店内を見回したが、ちょうど満席。もう我慢くらべ状態。
怒られていた女の子は、「こんなお母さんじゃなければよかった」とつぶやいた。それが母親に火をつけた。感極まったかのように、怒りながら泣き出したのである。
ここはどこだ? お茶の間劇場か? もうそばを食べていられる状態ではない。店中はもうあからさまに母子三代の様子を見つめている。
その後、小康状態が訪れ、女子医大に入院しているおじいさんの見舞いに出ていった。今度は病室が劇場化すること、必至であろう。おじいさんのご冥福をお祈りいたします。合掌。
そのあとは、本郷の「金魚坂」へ。釣り堀で釣った金魚が相次いで死んでしまい、せっかく買った水瓶がからなので。ランチュウの子供とタニシを2匹ずつ買う。ランチュウは生まれてしばらくは黒いのだそうだ。大きくなると色が出てくるとのこと。ぷりぷり泳いで、かわいい。
帰りに根津神社によると、かみさんの友だちOさん母子に出くわす。そのまま、近くのお宅に呼ばれ、バーベキューをごちそうになってしまった。帰宅22時。