パート仕事の休日。さあ、古本屋の一日だ。メールをチェックすると、出張買取りの依頼が。実は、私、車の免許を持っていない。だから、出張買取りはできない。しかし、場所がとても近い。ジャンル的にも興味ある。行ってみよう。100冊ぐらいとあるが、気合いで何とかなるだろう。OKのメールを書いてすぐ、お客さんより連絡来る。夕方に伺うことに即決。
その後、同業Sさんから、近くにいるので、お昼でも食べようとお誘い。え、もう昼? 新着本の入力は、帳簿の整理は、注文品の発送は。とにかく駅前へいそいそと出かける。
駅近くのインド・カレー屋で昼食。雑居ビルの3階にあるのだが、いかがわしく古めかしいビルにワクワク。
しばし話し込んで、雑用をこなして、もう夕方。買取りへ。
引っ越しで処分するので、好きなのを選んで下さい、と言われたのだが。演劇など、いい本がきれいに並んでいる。片っ端から袋に詰め込んでしまった。あせっていたんだなあ。巻数の通しなどおかまいなしで、お客さんにさり気なく「ここに四巻めが」なんて助けていただいて。いま思っても冷や汗が出る。失礼いたしました。
結局、段ボール1つに、手提げ袋4つ。自転車に積み上げて、乗ることもかなわず、ふらふらになりながら、しかし、幸せな気分で家へ向かいました。
出張買取り、やはり、車を用意しなければ。