舞踏家の伊藤キム氏のワークショップ公演が、町屋であるという。無料だというし、テレビの前から子どもをひっぺがし、いそいそと出かけてみた。場所は、駅前の「ムーブ町屋」というホール。住民集会ぐらいでしか来たことがなかった。出演は早稲田大学の学生男女10人ほど。キム氏が講師をしているらしい。授業での成果の発表。2部構成で、第1部は振付け構成されたもの。日常的な動きからダンスが作られていく。第2部は即興。あるルールの中でどう動くか。若々しい動きを興味深く観た。
公演自体、学内でやるつもりだったものが土壇場で外になったそうだ。こちらから1時間ぐらいかけて出かけていかないと、こういうものは観られないので、うれしい。
翌日は、都電に乗って、王子の「北とぴあ」にて、知人の原田康子さんのオルガン・コンサートを聴く。これも無料。毎月やっているそうだ。建物のエントランスにあるパイプ・オルガンとリコーダーの共演。さすがに子どもは壁面備え付けのテレビばかり見ていたが、私は楽しく聴いた。
地元のイベントの便利さに気付かされた2日間でした。